レーダーで行方不明捜査!
東日本大震災から3年5カ月を迎えたました。
被災地の沿岸部では行方不明者の捜索が行われていました。
宮城県警仙台東署は、地中レーダーを使用して仙台市宮城野区蒲生の海岸で捜索を実施ししました。
県警が行方不明者捜索に地中レーダーを活用するのは初の試みです。
昨年開発されたレーダーは、地中へ電波を放射するアンテナが8個搭載されており、
レーダーでは幅2メートル、深さ約1~3メートルの地中を探すことが可能です。
電波を出して湿気の違いや跳ね返り方の差で測定して、地中に埋まっている地点を特定するというものです。
10センチ四方以上のものならば確実に探知できるという正確さなのだそうです。
レーダーで埋蔵物を感知する!しかし・・・
この捜索には県警と大学関係者約20人が参加し、学生らがレーダーを引っ張って地底に埋蔵物がある場所を探知。
示された地点を警察官が掘り返したが、行方不明者に関するものは見つからなかったということです。
木材や、プラスチック片などが掘り出され、レーダー探知の有効性が示されたものの、目的達成とまでは言えないのが現状のようです。
レーダーの有効性と今後の課題!
このレーダーで行方不明者を探すと言う面白い試みは、残念な結果になってしまったようですが、
これからも研究を続けて欲しい内容です。
海の中だけではなく、森林や砂漠での捜査活動にも役立つ日が来るのではないでしょうか。
日々進む科学の進歩。
電磁波の被害に苦しむ人がいる一方で、
この様な科学技術の発展もあるのです。